当直

うちの病院は、1年目の8月から本格的に当直業務開始。こんなに遅く始める病院、ほかにあるんだろうか?最初は1年目2人+指導医のチームで行うシステムになってる。
ということで、現在初当直中。でも、これでいいのかと思うくらい『ヒマ』。準夜帯は患者さんちらほら、外来に来たくらいで、深夜帯は全然呼ばれないし。相方の研修医もぐっすり寝てるみたいだし。病院が平和ってことは、世の中にとっては喜ぶべき事なんだろうけど。研修として入っている自分としては、複雑な気分。

8月

今週から8月。内科の導入期研修もあと4週。
ここまで12週、15人の患者さんの担当医になった。
・RA+胸水
・全身性浮腫(心不全?)
じん肺+肺性心 → 在宅酸素
COPD急性増悪+喘息発作
・腹部膨満感 → 大腸癌
・貧血精査 → 虫垂腫瘍
・糖尿病(インスリン中断)
・透析シャント形成
・虚血性大腸炎
・急性胃腸炎パニック障害
・急性腎盂腎炎
・急性咽頭炎
・精巣腫瘍
・DIC(原因は感染症?)
パーキンソン病
まだ15人か…とも思うが、一人一人の顔を思い浮かべることができる。
こんな研修環境は、オレに合ってるのかもしれない。

転院

自分にできることはすべてやった。10日間で転院になった。
でも、1週間前にその所見をつかんでいれば…より早く治療に進めたはず。
診断が確定へ進み始めた瞬間から、たくさんの人々がオレに協力してくれた。一人の人を適切な施設へ送るために。
オレにはまだ力がない。けれど、困ったときに協力してくれる人々がいる。
その人たちの力を借りなければ、自分の力以上の仕事はできない。

手技

昨日は初めてマルクをやった。
今は急性期病棟で様々な分野の患者さんを受け持っているので、ここまであまり手技物のチャンスがなかった。以前のオレなら、やったことのない手技は尻込みして、「一回見学させてください」って言ってしまう所だったが、今回は当然のことのように「やります!」と言っていた。
研修が始まって、性格も変わってきたのか。

若年 腫瘍

オレにどうしろって言うんだ?
オレが望みを捨ててしまってはいけないのだが、希望と現実のギャップに愕然とする。
こんな現実を、どうやって彼に伝えればいいんだ?
「先生、何とかならないの?」 看護師が言う。
オレにはそんな力があるのだろうか。

夜間外来

今日は当直見習い。
うちの病院は当直と言っても、夜間の救急外来を受け付けているので、『救急外来』というよりは『何でも来る夜間外来』といったほうが近い。見習いとはいえ、ひとまず病歴聴取、診察をし、指導医にプレゼンして検査を組むか相談し、終わったら処方をきめて終わる、という流れ。急性咽頭炎の人に対して、トータル1時間もかけちゃったし…はふぅ。
今日も自分の無力感を実感する日だった。
<勉強すること>
処方のレパートリーを増やす
エコーの当て方を勉強する

勉強会

週1回、研修医同士で集まり、受け持った症例で勉強会をやっている。今度はオレの番。先週まで受け持っていた症例でプレゼンを作る。改めて見直すと、鑑別疾患や検査の抜けがある。まだまだ勉強が足りないと実感。